アリを飼育し始めてすぐに悩まされたことがあって、それは謎の極小サイズの虫が大発生したことです。
それがこちらの写真に写っている虫になります。
クロヤマアリの女王アリと比べれて分かる通り、髪の毛の先ほどの、かなり小さなサイズです。
見た感じ、アリやその卵に対して悪さをする様子は無いのですが、加湿用に濡らしてあるティッシュにどんどん湧いていきます。
その勢いたるやものすごく、この写真はクロヤマアリ女王を捕獲した翌日なのですが、1日でこれだけ増えたことになります。
正直見た目的に気持ちのいいものではないので、その正体をはっきりさせたいと悩んでいました。
ところが小さすぎてその特徴をもとに検索することができません。
「極小」「虫」「黒い」みたいに検索しても、ヒットするのはシバンムシとかキノコバエばかり。
どうしようか、顕微鏡でも買おうかと悩んでいたところ、女王アリを新しい飼育ケースに移す機会がありました。
この時に刺激を受けたこの小さな虫たちがピョンピョン跳ねるのをみてハッとしました。
「これはトビムシだ!」
やっとスッキリした。
タイミング的に、おそらくカブトムシマットにいたのが混入してきたのでしょうね。
トビムシなら土壌中によくいるものでしょうから、問題ないと思われます。
これで一安心です。
ところで僕はなぜトビムシの存在を知っているのでしょうか。
子供のころ調べたのは覚えているのですが、どうやって答えに行き着いたのか覚えていないのですよね。
今と違ってネットで検索はできないし、土壌生物を紹介した本を持っていたわけでもありません。
当時の自分、よく調べたもんですね。