カエル飼育の目標として、アカメアマガエルの繁殖を目指そうと思っています。
この記事の目次
繁殖を目指すことがこの趣味の充実につながる
繁殖をしようと考えた理由としてはこれらが挙げられます。
- 目標無く漫然と飼育することを避けるため
- 趣味として消費していくだけの姿勢に疑問があるため
- オタマジャクシ飼育が思いのほか面白かった
ホビーとして生き物飼育をする人には様々な価値観があるものの、僕に限って言うとコレクション(収集)していくということをさほど重要視していません。そうは言っても魅力的な種については飼ってみたいという欲が当然わいてくるのですが、自分の性格を考えるに、ここは様々な種類を集める方向を意図的に閉ざし、これはと思う種の飼育技術を向上させていった方が、より充実した飼育生活になりそうです。
また、飼育していて感じるのは、カエルたちは自然界で生活している姿が最も生命にあふれており美しいということ。言い換えると僕はそれを身近に感じたいがために手元で飼育していることになる訳で、正直これに対して罪悪感がないわけではありません。飼って楽しんで寿命がきておしまいでは、ひたすら命を消費しているだけとも言えなくもなく、人の手を介するならば、その甲斐のある飼育をしたいものです。その方法は人によって様々ですが、僕はその種の子孫を増やすことで命のリレーをつなぎたいと考えています。
それとイエアメガエルのオタマジャクシを飼育した時、それが予想以上に面白かったというのもあります。オタマジャクシの飼育は、カエル飼育を始めたときには特に興味の無かったことでしたが、実際飼育してみると日々の変化に心躍り、上陸した時には感動を覚えました。正直、これを味わえるなら定期的にオタマジャクシを育ててみたいという思いもあるため、繁殖に対しての心理的なハードルがかなり下がったと言えます。
アカメアマガエルは繁殖に挑戦するのに適している
ではなぜアカメアマガエルなのかということですが、主に次の理由があります。
- 好きな種である
- 飼育難易度が比較的高い
- 分布域が海外
- ポピュラーな種である
好きな種であることは当たり前なのかもしれませんが、やはり好きで思い入れが強ければ自然と興味が湧くというもの。また、もともと飼育が容易な種類ではないため、普段から他の種類より気を付けて飼っているため、「それならばいっそのこと全力で世話しにいってもいいのではないか」と考えています。
それにアカメアマガエルは本来、中央アメリカに分布しているカエルです。我が家の個体は日本国内CBであるものの、何代か前の個体は南米の野性で暮らしていたはず。ともすれば絶滅の恐れがある生き物で、しかもそれを遠く離れた地からわざわざ奪ってくるというのは、やはり罪悪感を感じるところです(日本の希少種が海外で売りさばかれてたら怒りを覚えると思う)。
また、アカメアマガエルがポピュラーな種で、ブリーダーが多い(かもしれない)ということも、繁殖をしたことがない身からすると重要なポイント。飼育人口が多く、繁殖例が多ければそれだけ情報も多くなるため、一人で試行錯誤するより大きな取っ掛かりになるはずです。
まずは情報収集、そして予算編成・環境設定
当面の方針として、まずは情報を集めないと話になりません。何となくは聞いたことがあることもありますが、より具体的に知ることで全体像を掴め、必要な予算や明確な目標設定ができていくかと思います。
同時に飼育方法を確立していかなければなりません。今のところ我が家の個体に問題はないものの、通年での飼育に成功したわけではないため、1年間無事に飼育できることが年間目標ですね。