飼育が簡単だとか、初心者向けだとか、そういう形で特定の生き物を紹介するのは不本意であるものの、実際に飼いやすい種類というのはいるものです。
僕にとって飼いやすいカエルというのは環境設定が容易で、丈夫かつ食欲の強い種類になります。
いや、当たり前だろ言われそうですが、これって人によって微妙に意味合いが違うと思うんですよね。
この記事の目次
一口に環境というものの
「環境設定が容易である」というのも、紫外線は必要なのか、加温の有無、水場はどうかなど、多くの要素があります。
僕の場合、カエル飼育をためらっていた理由の一つが、水替えをきちんとできるか自信がないというものでした。ところが実際飼育してみると意外と水換えは苦でなく、むしろ目に見えて綺麗になるので楽しいぐらい。
一方で紫外線ライトを設定するのが苦手なようで、様々なパターンのライトをあちこちに設置するのが煩わしく、管理も面倒くさく感じます。
そのため僕にとって「環境設定が容易である」というのは、日本の環境に近くてよいもので、紫外線が必要無いもしくは少なくてよいということを意味します(そもそも強い紫外線を必要とするカエルを知らないけど)。
まずは丈夫でないと
「丈夫である」というのは僕の場合、ある程度サイズが大きくて体力があること。それから突発的な環境の変化にある程度対応できるということを重視します。
そういう意味では日本在来の種類や、コクーン化できるツノガエル、湿度低下に強いイエアメガエルなどのような種類が候補に挙がりますね。
食欲があるのはいいこと
「食欲が強い」というのも重要な要素です。
いくら頑丈でも、毎日毎日「今日も食べなかった」と落ち込むのはなかなか辛いものがあり、できるなら定期的に食べてくれて安心できる方が楽しく飼育できるというものです(それはそれで食べすぎという課題があるが)。
また、偏食が強いというのもなかなか大変で、ハエしか食べない、小さい餌しか食べない、人工餌に餌付かないというのは、餌を食べてもらうという課題以外にも餌をキープすることが難しかったりします。
これら以外でも、人によっては陸棲か水棲か樹上性かというのも重要な要素になるのでしょうね。僕にとって水棲・陸棲というのはそれほど重視ししないポイントですが、スペース上の問題で樹上性は積極的にお迎えすることができません。
けっこうどうでもいい話ですが
ということで僕の中で最も飼育しやすいカエルというと「ヒキガエル」になります。あくまで「僕の中で」なので、人によってはサイズが大きすぎるなどということもあるため、誰かにおすすめしたいという訳ではありません。
僕がヒキガエルを世話していてつくづく実感した長所が、「飼いやすい」ことであると気づいたという話です。