我が家にはクランウェルやアマゾンツノガエルの他に、ベルツノガエル(Ceratophrys ornata)がいます。
ベルツノガエルは僕の中でツノガエルの王道、ツノガエルを飼うならまずこれという印象。初めてその存在を知った時、強烈なカエルだなと思いました。
赤・黄・緑・黒という派手な体色に加えて、体の半分を占めようかという巨大な顔、何でも食らいつく性質、そしてその巨体。世の中には様々なカエルが存在するのだろうなとイメージはできても、ここまで個性を詰め込んだ種類がいるとは思いませんでした。
以前はツノガエルについて調べるとベルツノガエルが最も情報が多かったように思います。それだけインパクトがあり、飼育しやすいカエルなのでしょうね。
僕が実際にツノガエルを飼育し始めたとき、クランウェル→アマゾン→ベルという順で興味を持ちました。あまりにもベルツノガエルが当たり前になってしまい、いささか飽きたというのが正直なところ。しかし実際に飼ってみると、これが最も知られたツノガエルになったのも頷けます。
まずはその体色が美しいこと。クランウェルやアマゾンも美しいですが、ベルは色の鮮やかさが違う印象。他のツノガエルはややパステル寄りの色で、ベルはより原色に近いというか、色が濃い感じです。
次に丈夫でよく食べること。つまり飼いやすいということですが、我が家で一番小さいツノガエルだけど、きちんと餌を食べ、環境にも馴染んでいます。
あと、角が小さいものの、それのおかげで柔らかい印象になり、可愛さは一番かも知れません。
単に「ベルツノガエル」として売られていた個体ですが、成長とともにレッドの面積が増えてきているため、ひょっとしたら赤味が強くでる血統だったのかも知れませんね。