病気で車を手放した話

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僕は以前、MINIのJCW(ジョンクーパーワークス)に乗っていました。

MINIはずっと憧れていて、ついに手にしたときは嬉しかったものです。

この車はずっと乗り続けるんだ、この車で家族と色んな所に行くんだという気持ちを心に抱きました。

ところがそんな想いは実現されることなく断ち切られることになります。

MINIを保有して半年ぐらいで、僕はうつ病になってしまいました。

何事にも意欲が湧かず、MINIに乗ること自体にも「自分にはこの車に乗る資格がない」と思えてきて、辛さが伴うようになりました。

そして結局、1年半ぐらいで手放すことになりました。

走行距離はわずか6,017km。

この時の僕はこれが最善の選択だと思っていました。

数年かけて病気は治り、普通の生活を送れるようになったとき、僕は激しい後悔に襲われるようになります。

「何であのときMINIを手放したんだ!!」

道行くMINIを見かけるたびに心が重くなり、後悔の念が湧いてきます。

あの時、車を手放す必要があっただろうか。

実家に預けて、元気になってから引き取るという方法もあったのではないか。

MINIを見ると辛いので、所有時に撮った写真を見返すこともできませんでした。

僕はこの辛い体験から思い知ったことがあります。

それは、「追い詰められている時に大きな決断をしてはならない」ということ。

病気で苦しんでいたあの時、僕も家族も冷静な判断ができませんでした。

今だから言えますが、元気なうちに、ピンチに陥った時の対応を予め決めておくことが重要です。

このことを僕はMINIという大きな代償と引き換えに学ぶことになったわけです。

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